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2019/3/22 15:01

2023/08/03

購入以来、ずっとハマり続けてきた『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド』(以下、ブレワイ)に、ようやく区切りをつけることができました。
まだすべてを堪能しきったわけではありませんが、ここらで小休止を入れても良いと思えるところまで遊びました。
この隙に、ブレワイの感想なりなんだりを、つらつらと書き留めておこうと思います。

以下、ネタバレしか存在しません。
未プレイかつ、清い状態でブレワイを遊びたい紳士淑女の皆々様は、どうかお気を付けください。

長いので、要約を最初に置いておきます。

ブレワイ最高!


はじめてのブレワイ

オープンワールドである、ということ以上の情報を仕入れずにはじめたブレワイ。
はじめのシーンは混乱しました。状況がわからない! 目は覚ましたけどほぼ真っ裸! どこぞここ!!
そのプレイヤーの混乱すらも、このゲームを堪能するひとつの要素だったなと、今となっては思います。

暗い祠から、外に出た時の、あの美しさ。
あの感動を味わった瞬間、ああこれもう当分他のことできないな、と確信しました。そしてその確信は大当たりしました(笑)。
あの美麗な景色のおかげで、ブレワイの世界に力強く引きずり込まれました。

外に出てまずやったことは、りんごの収穫および焼きリンゴの生産でした(笑)。
いやその。ハートの回復手段を他に知らなくて。料理できることも知らなくて。でも敵は容赦がなくて、プレイヤースキルはひよっこもいいところで。
命を繋ぐ手段の確立からはじめようと思い立ち、そこから結構な時間を焼きリンゴの生産に費やした覚えがあります。そりゃもう、世界一の焼きリンゴ職人になる!ってな勢いで(笑)。
その後、本当に焼きリンゴを大量生産しまくるようになったのは、また別のお話しなので、それは置いておいて(金策のひとつ)。

我に返った後は、比較的素直に、始まりの台地を巡ったと思います。
先人の教えは素直に聞くのが一番です。こういう、何をしても良いゲームの場合は、なおさらです。
そして、ガーディアンに挑んで手も足も出ずどうすればいいのか悩んでいたら、Tipsに助けられたっていうね(笑)。対抗手段が無いなら逃げるしかないですよね。もっと早く気づけと。

はじめて、台地から飛び立った時の感動は、いまだに言葉が思いつきません。
あの、世界が一気に広くなった瞬間。
荒廃した、でも命にあふれた大地を目の当たりにした瞬間。
改めて、この世界が大好きになった瞬間でした。

何をしてもいい、という状況にはなりましたが、こちとら右も左もわからぬ新参者です。
まずは、示されている道を素直に進むことにしました。ようは、メインチャレンジをこなしていこうと。
そのはずだったのですが、目に入る景色すべてが素敵で、気になって、しかも気になる場所には努力次第でなんとか行けてしまうので、それはもう寄り道ばかりしていた気がします(笑)。
楽しかったですね。全力で楽しみました。この世界を。
おかげでかなり長い間、英傑さんたちが放置されることになったのですが、まぁもういいですよね100年待ったんですしね。もう少々くらいね(笑)。

なんだかんだで、英傑さんたちを助けながら、ふと思いました。
これ、メインチャレンジにガノン討伐が最初からずっとあるよな……?
英傑の開放の順番って特に決まってないよな……?
って言うかどこにでも行けるってこれひょっとして……台地出たら行けちゃう……?
1周目の途中でこのことに気づいた瞬間、ブレワイのプレイ方針を固めました。

1周目は、とにかく自分に素直に動こう。やりたいと思ったことはやって、別にいいかなって思ったらスルーして、好き勝手に動こう。
2周目はシステムを理解するように動こう。それもひとつの、ゲームの楽しみ方だ。
3周目で、色々とスッキリさせるデータを作って、それで区切りにしよう。

そんなことを計画してしまい、結果、長々とブレワイに浸ることになった次第です。
だから1周目では、あえて色んなことを置き去りにしたままガノンを倒し、あえてその色々を回収せずに2周目に突撃した次第です。


2周目

1周目とは違うベクトルで好き放題しようと決めて進めました。
台地の老人は無視し、徹底して話を聞かないのは、こういう時のお約束だと信じています(笑)。
そのノリのおかげで、シド王子を完全スルーしてゾーラの里に行けることを知れたのは、私としては大収穫だと思っています。


諦めたこと

まず真っ先に諦めたのは、祠の位置情報を仕入れずに進めることでした。
本当は自力ですべてを踏破したかったのですが、それをやってしまうと、時間が本当に無くなってしまうと懸念したためでした。
このことは少し後悔していますが、祠の中の攻略は、すべて自力でなんとかできたので、それで満足しておくことにします。

次に諦めたのは、コログです。これはもうしょうがない! なによ900って!!

その他、さまざまな情報を調べ、まとめ上げた、各攻略サイト様にはとても感謝しています。すごすぎます。本当に。


3周目

確かめてみたいことを確認しつつ、進めました。
そのあたりは、メインサイトのほうにメモとしていくつか残す予定です。
周知の事実ばっかりかもしれませんが、自分で確認してメモることに意義があると信じて。

改めて確認してみましたが、検索してしっかり探せば出てくる情報しかなかったので、メモ書き披露はいったん保留します。いつかやる気になったら、その時に。

やりこみ要素も徐々に埋めています。
防具のレベルアップがかなりいばらの道と言うか、面倒くささがすごくて、今、少し挫けました(笑)。
なので、気分転換も兼ねて、この記事を書くに至った次第です(笑)。

とりあえず、地図100%は、なんとか達成しました。
コログ巡って、秘湯っぽいところ行って、イワロック、ヒノックス、モルドラジークの全討伐も頑張ったら世界中ほぼ巡るから、100%いけるんじゃね? などと思っておりましたが、それだけだと微妙に足りず。
盲点だったと言うか、完全に意識の外にあったのは、ゾーラの里への正規ルートでした。
実は一度も正規ルートで行ったことがありませんでした。だってあのトカゲ怖いんですもの。
気づいたときは「あれ? 行ってな……行ってないわ……!」と、少し呆然としました。

99%以降を埋めるための地名出しが、もう作業でしかなかったので、いつかきちんと風景を見に行きたいです。
むしろ地名とか関係なく行ったことが無い場所に行きたいです。たぶん、いっぱいあるので。


リンクの記憶

記憶のムービーを見るたびに、泣いていました。
楽しいことも辛いこともすべては100年前で、どうしようもなく切なくて。
ゼルダ姫は大体ツン期でしたが、事情が事情ですので、それもまた見ていて、こちらがつらくて。
このひとたちを置いて100年眠って今の時代を生きることになったリンクを思うと、それも切なくて。
今、これを打ちながら改めて涙ぐめるくらいには、涙腺が緩い今日この頃です(笑)。
ウツシエの記憶を順に追うと、ゼルダ姫のツン期がだんだん溶けていくのがわかって、でも最後がアレなので、そりゃもう泣きました……ポーズかけて思う存分泣きました。


英傑たち

みんな個性的で、いいひとたちでした。
ゼルダの過去作をあまり遊べていないので、もし遊んでいたら、彼らに対してまた改めて感動できることがあるのかもしれないと思うと、悔しいと言うか惜しいと言うか。
機会を作って是非遊びたいです。遊びます。きっと。

ネットをちらちらと眺めていると、リーバル様の評判がすこぶる悪いようですが、私は好きです。リーバル様。
本人に堂々と本音でぶつかって行く姿勢に、ほんわかしました(笑)。当事者は大変だったでしょうけど(笑)。
とても綺麗なツンデレでしたね。デレるの遅すぎましたけど(笑)。


『英傑たちの詩』

エキスパンションパスのお値段には賛否あるようですが、私は、ブレワイのあまりの出来に「もっとお布施させて!!」などと嘆いていたくらいなので、ちょうど良いお布施でした(笑)。
最終的なご褒美がバイクという情報は(うっかり)知っていましたが、入手タイミングは知らず。
最終試練の謎解きを終えたらもらえると思っていました。
そこまでが長かったですからね。頑張ったなーやれやれ、と油断していたら、導師様が動き出したので吹きました。
混乱していたら戦闘になってしまい、えちょ、え、ええええええええ?と、疑問符いっぱいの頭で、がんばって戦いました。
結構厳しい状況で開戦してしまいましたが、なんとか勝てました。
いやびっくりしました。動くんかいアンタ!と(笑)。

英傑たちの写真を飾るあのシーン。
リンクがひとつ頷くところで、なんだかすごく、ほっとしたと言うか、リンクさんも色々と思うところあるよね、あったよね、と感じました。
リンクさん、普段あまり表情を見せないので、あの頷きだけで、少しグっときました。

ムービーは勿論泣きました。ええ、勿論。
そんなに泣くような内容じゃない気もしますが。
私の涙腺とかが色々緩いのが悪いんです。もしくは、日ごろの疲れもあるかもしれません。少し真面目に。

いただいたバイクは、あまり大切にはしていません(笑)。
あれは荒っぽく使ってこそ真価を発揮すると思っています。
なので、よく障害物にぶつけたり、水中にダイブしたりしています。
馬と違ってダメージを気にしなくて良いので、大変、気楽です(笑)。


ガノン戦

初見殺しにも程が……!orz
厄災ガノンさんの後半がどうすればいいのかわからず、長時間泣きを見ました。
一番つらかったのは、初挑戦時は英傑さんたちのご助力を受けていたため「これで負けたくねえなぁ……。負けたら恰好悪すぎだろ」の一心があったことでしょうか。
背負うものが多いし重いし、意地もあるのに、打開策がわからない、あのつらさ。
なんとかなりはしましたが……疲れましたorz

初回の冒険時に、既に、英傑さんたちの助けを受けずに挑戦できるんだろうなと気づいていたため、2周目はそこを目標にしました。
どんだけ苦労するのかと覚悟しての挑戦になりましたが、思っていたほど苦戦しませんでした。
経験と慣れって大事ですね。

魔獣ガノンは、的がデカいし、ガノンの攻撃方向が常に前方のみなので、ほぼボーナスステージですね。
ただ、姫様からのプレッシャーがデカいのと、馬の操作が(私には)難しいので、そこで苦労した感じです。
徒歩のほうが安全に動けますが、あの場面で馬を捨てるのは無いだろうと、頑張りました。
もしも馬さんを捨てたら、ガノンの攻撃がどこに飛ぶかわからなくて、死なせてしまうかもしれないので、そこが怖いです。やだやだ死なせたくない死んじゃやだ。だめ、死なないで。
何度も戦っていますが、毎回、馬さんと一緒に頑張ってます。主に死なせないために。
なので、最後の一矢の場面がすごく怖いんですよね。まず馬さんを安全圏に逃がすところから始めるという。
その苦労も含めて楽しいのもまた事実です。


厄災ガノンという存在

初代や神トラ時代の、姿はアレだけど己をしっかりと持ったガノンと対峙してきた身としましては……アンタそれでいいのかと……。
ただ、ブレワイの世界は、これまでのゼルダの世界とは繋がっているようで繋がっていない感じっぽい気がしています。勝手に。公式サイトを見てもそんな感じですし。
他のゼルダの世界から流れてきた概念が色々と集まって形になった世界なのかなぁと。
ガノンもそのひとつなのかもしれないのかなぁと。
私が勝手にそう思っているだけなので、鵜呑みにしないでくださいね。


『ブレス・オブ・ザ・ワイルド』

元々、荒廃した世界というものに魅力を感じるタチであったこともあり、ブレワイの世界は私に直球どストライクで突き刺さりました。
滅びかけたけどなんとか生き残って、復活している最中で、主に自然がすごく力強い。
もうね。大好きです。大好きすぎて語彙が消えます。消えました。
愛すべき世界に出会うことができて、本当に幸せです。


エピローグ

すべての苦労が報われる、最高の笑顔でした。
私からは、この一言にすべてを詰め込みます。ぎゅうぎゅうに。


これで書ききった……はず、です。
いやでもなんかまだ書き足りない気が。んんん。
後日、何かしらの修正があったら、笑ってやってください。

実は、剣の試練がまだ未達成なのと、マスターモードが残っていたりもするのですが……ブレワイは少し休憩します。できるはず。
ちょっと区切ろうかと思った瞬間、スマブラ欲が沸いて出たので、その欲に素直に溺れることにします(笑)。