まず、シゲンさんは本来なら何が得意なのか(スキル的な意味で)を確認しました。
各武器レベル、オールゼロ。所持術、水風天。
この時点で頭を抱えました。
気を取り直して、陣形の詳細を確認。
鳳天舞の陣は皇帝に攻撃が集中する陣形なので、不動剣かカウンター系を持たせればかなり素敵なことになります。
シゲンさんは何が得意なのか、再確認。
各武器レベル、オールゼロ。所持術、水風天。
何度見ても同じです。
術使いなら体術も嗜んでおきましょうよタンクメイジって素敵ですよねえってば。
などと嘆いたところで現実は変わりません。非情です。
しばらく悩みましたが、ただでさえ最強データで挑んでるんだからそのくらいはなんとかしようぜと思い直しました。
そして、皇帝以外の面々。
鳳天舞の陣は、皇帝以外の4人に対し、物理攻撃のボーナスが付加されます。
ならばここは戦士系4人でがっちがちに固めて……と、一瞬思いましたが、やめました。
一人は冥の地相解除のためにクリムゾンフレア係が欲しいし、一人はしっかりと回復役にしたい。あとの二人は無明剣係でいいか。
けど、この基準だと、この後も武器攻撃はフリーファイターばっかりになりそうな気がする。
今回くらいはフリーファイター外そうか。攻撃ボーナスあるし。
という理由で選ばれたのが、軽装歩兵のお二人と、宮廷魔術師のエメラルドさん、そして、もう宮廷魔術師にジョブチェンジしてもいいんじゃない? と言いたくなるテレーズさんです。
七英雄戦本番。
行動前防御のボーナスがついたシゲンさんは真っ先に行動しまくったため、ボーナスの意味がほぼ皆無でした。
陣形って、提案者が皇帝になった時に一番いい効果が発揮されるものじゃないんだね……などと、遠い目になっていたのは内緒です。
ならばもう、その足の速さを活かすしかないと、時に攻撃、時に回復という便利屋状態に。
ただそれも、シゲンさんの術の組み合わせが水と風と天なので、攻撃にしろ回復にしろ決め手に欠けていたのが正直なところでした。
ですがこれは、贅沢な悩みだろうなと思います。多分。
苦戦するかなと思っていましたが、意外とそんなことはなく、さっくりと勝たせていただきました。
攻撃ボーナスって強いですね。