ゴーストハンターシリーズの第一作に当たるのが、ラプラスの魔です。
なのですが、SFC版は少し入り組んだ(?)経緯のあるゲームです。
・パソコン版ラプラスの魔発売
↓
・それを原作にした小説版ラプラスの魔発売
↓
・その小説版を原作にした、SFC版ラプラスの魔発売
という流れを経たものが、今回遊ばせていただいたSFC版になります。
ゲーム開始後に訪れたニューカムの酒場にいた、仲間にできるNPCの面々と、草壁健一郎、ジョアンナは、小説版に登場していたキャラクターになります。
残念ながらパソコン版の知識や情報を持っていないので、そちらにも彼らがいるかどうかは、私では判りません。
ケン(草壁)なら居るような気もしますが、どうでしょうね。
そして、SFC版のゲームを遊ばせていただくのは今回が初めてではありましたが、その前に小説版のラプラスの魔には触れていました。
なので、実はある程度の知識は事前にあったことになるのですが、小説版の情報のほとんどは通用しませんでした。
ベネディクトはなんだかキャラクターが違うし、ルヴァンはSFC版のみの登場人物らしいですしね。
重要な位置の人でそんなですから、小説版の知識なんか通用するわけがありません。
というわけで今回は、説明書に書かれていたことと、小説版に登場したキャラクターの情報のみでスタートしたプレイとなっています。
ちなみに、私が草壁健一郎氏のことをケンと呼称しているのは、小説版の影響です。
彼は小説版の登場人物たちからケンと呼ばれていたので、それが感染してしまいました。
私はホラーものや、いわゆるグロと呼ばれているものが、ゲームに限らず苦手です。
だというのにホラーゲームであるラプラスの魔、ひいてはゴーストハンターシリーズは平気です。むしろ好きな作品です。
大丈夫なたぐいとしては、刻命館シリーズやIb、ディズニーランドのアトラクションのホーンテッドマンションがあります。
意図して避けて通っており、今後も絶対に触れないと決めているものの一部を挙げますと、バイオハザードシリーズや零、コープスパーティーや青鬼といったゲームがあります。映画だとSAWが真っ先に浮かびました。
書き出してみて、とりあえずグロがダメなのを再確認しました。ホラーは程度によるのかもしれませんが、基準がよくわかりません。
でも小説版ラプラスの魔は結構グロかったよなぁ。
これはもう、深く考えないほうがいいかもしれませんね。よし、考えないでおこう。
いわゆる、ホラー的なびっくりドッキリがあったのは、ウェザートップ館だけだったような気がします。
ラプラス城はBGMがひたすら不気味なだけで、仕掛けや展開は特にホラーでもグロでもないという印象が残りました。
そのおかげで、無事に最後まで遊ぶことができた次第です。
手加減してくれてありがとう、SNEさん。
そんな気持ちでいっぱいです。
序盤のウェザートップ館ですが、実はわりと本気でエイミー嬢を探していました。
ゲーム開始早々、小説版の知識が通用しないとわかったので、ひょっとしたらと思っていたためです。
あまりにもぐだぐだすぎたためにしれっとカットしていますが、実は城へ乗り込む直前くらいのタイミングで、地下を探し回っていました。
だって靴が落ちてるんですもの! 探しますよ!
そこで何故、その先の魔法陣に意識が向かなかったんだろう。
我ながら情けないにもほどがあります。
似たような無様っぷりをさらしたのが、モルディブやアドルフの居場所でした。
こちらもいっそカットしてしまおうかと数日悩んでいましたが、結局はあのような形になりました。
初見プレイだし。こんな場面があってもいいよね。きっとね。
そんなセルフ慰めです。
あのあたりは、編集していても完成したものをチェックしていても、ひたすら苦痛でしかありませんでした。
ええい違うそうじゃない! 貸せ! 私がやる!!
と、何度ツっこんだことか。
その都度、お前がやったプレイだよとツッコミを入れてみたり。
私の半分は虚しさでできているような気がしないでもありません。
モルディブ戦以降は、おおかたスムーズに進みました。
イリスさんを育てきってしまったのは、それまでの戦闘の流れを見て、ふと思ったことがあったからです。
強キャラが一人いれば、大体の戦闘は大丈夫っぽい気がする。
何となくそう思っていたものが、ラプラス戦で確信に変わりました。
このボスでこれなら、もうラスボスも問題ないんじゃないかな、と。
本当に問題なかったので、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
ごめんね、ハスターさん。
ラスボスであるところの「ラプラスの魔」について、聞きかじりの情報ですが、少々触れておきます。
作中では触れられておらず、また、ヒントも無かったように思えましたが、あの「ラプラスの魔」は、クトゥルフ神話のハスター、らしいです。
ハスターと言われてしまうと、そうなのかなぁと思ってしまいますが、これを「名伏しがたいもの」に変えると、何となく納得できそうな気がしてきます。
そりゃ未来のすべてを見通す存在なんざ、どう表現していいかわからんわな。
そして完全な余談をひとつ。
最終戦の最中、何となく戦闘の風景を想像していました。
どうしても、どう頑張っても、イリスさんがあの目の瞳孔ど真ん中に向かって「刺」系の攻撃を繰り出す姿しか浮かびませんでした。
しょうがないですよね。
ね。
おまけであるところの、あの無謀な挑戦は、初回プレイの最終戦をあっさりと制した時に思いつきました。
最初は少し怖気づいていまして、ディレッタントで挑み完治を使いながらでなければ駄目かなと思っていました。
結局はホーリーソードが装備できないという理由により、ディレッタントでの挑戦は却下になりました。
もしも装備できていたら、あの結果を残せてしまえるゲームバランスが更に崩れてしまいますから、それはそれで良かったと思います。
しかし、回復を投げ捨てて勝ててしまえるとはなぁ……。
たとえ雀の涙程度であっても、回復する必要が出てくるかなと思っていたのですが、結果はあの通りです。
完全に、確率に頼った戦い方でしたが……確率なんてそんなものだとわかっていても、びっくりしました。
ちなみにホーリーソードですが、初回プレイ時に入手はできませんでしたが、ニアミスしてはいました。
もうちょっとあっちこっちを色々としっかり調べておけば、初回時でも入手できていたかもしれません。
調べた後に敵が来るのが面倒だったんです。仕方ないんです。
最後に、字幕で何度も言いそうになりつつ我慢してきた胸の内をひとつ。
あのゲージは恐怖ゲージじゃないよね怒りゲージだよねもう怒りゲージでいいじゃんね溜まったら必殺技使えるんだし。
とかなんとかそんなかんじの雰囲気ブレイカーなことを始終考えていたらしいですよ、このバカプレイヤーは。
感情のルール化って難しいよねーとか、そういうことも考えていたらしいです。