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心筋梗塞。

2023/08/03

突然のことで、本人も周囲も大変驚きました。
発症したのは私です。
今は元気です。快調です。


発症した当日の朝は、なんだか胸がなんとなく痛いなぁと思う程度でした。
その前の週(当日から3~5日ほど前だったと思います)に、仕事で大変激しく動き回り、昼休みに息を切らして心臓痛いですーいやほんとに痛いですーと笑っていましたが、今にして思えば、その時点で救急車案件だった気がします。笑い事じゃない。
その時は、心臓ではなく肺が痛いのだと思ってました。
それはさて置き。
発症した当日は、なんとなくの胸の痛みを一日中感じつつも、いつも通りの仕事を夕方まできっちりこなして帰宅。
普段ならしないようなミスをいくつかやらかし、軽くへこんでいました。今だから思えますが、原因は間違いなく心筋梗塞です。

帰宅後、だんだんとひどくなる胸の痛みを鎮めるべく、夕食もとらずに横になり。
数時間安静にしていましたが、痛みはおさまらず。
それでも、睡眠さえできれば治ると信じて眠ろうとするも、痛みで眠れず。
さすがにこれはおかしいと自分でも思いはじめたのは深夜でした。
ただ、その時点でも、意識ははっきりしているし会話もできるし自力での移動もできていたので、命の危険は無いと自己判断していました。
朝まで待って病院に駆け込むつもりになるも、念のために信頼できるところへ相談してみたら、今すぐ救急車を呼んでくれと言われ、困惑しました。
そこからしばらく、救急車を呼ぶことを渋っていました。渋れる=余裕があると思っていました。
なんにも大丈夫じゃないんだからとっとと呼べ、もしくは、そばにいる家族が呼んでくれ、と、その時の私と家族に言いたいです。

搬送先の病院の救急に運び込まれ、まずは諸々確認されました。自分の名前と生年月日にはじまり、ここはどこか、今は何月何日か、等。
質問の意図はわかるので、素直に答えました。これに回答できるか否かで対応が大きく変わるかと。
そして、速やかに各種検査が行われました。思い出せるのは、心電図、エコー、採血、CTスキャンです。他もあったかもしれません。
不整脈は無く、エコーで見ても心臓の動きに不審な点は無いと言われましたが、CTスキャンで引っかかりました。
CTの結果を受けた救急の先生が、即座に心臓カテーテル検査を決定しました。
検査を「したほうがいい」ではなく「今すぐ受けてください突然で怖いと思いますが受けてください」と、拒否権がほぼ無い感じで迫ってきまして、その時に、ああこれヤバいの?と、やっと思いはじめました。
ここまで、多分大したことないアレなのに深夜に迷惑かけてごめんなさい、程度に思っていました……。
ここでカテーテルを決定してくれた先生には、どれほど感謝しても足りません。

心カテ検査の結果、心臓を巡る大きな血管三本のうちの一本が、ほぼ詰まっていることが発覚し、その場でステントを入れられました。
処置していただいた瞬間から、ニトロを飲まされてもわずかに残っていた胸の痛みが、スっと消えていった覚えがあります。
現代医療ってすごいですね。本当に。

その後、一週間少々入院していました。一時はICUに居ることになり驚きましたが、ICUはわりとすぐに卒業しました。
経過はおおむね順調でした。二週間と言われていた入院期間を数日早めて退院できる程度には順調でした。
ほんのひと時だけ、ちょっとだけお騒がせしてしまったことがありましたが、大事にはなりませんでした。

そんなこんなで今に至ります。
正直に言うと、胸の違和感は時折感じます。これはまぁ、もう、仕方ないことだと思って、できるだけ気にしないようにしようかと。
痛くなったらまずいので、あまり楽観もできないのがアレなのですが。
今は自宅で、いわゆる心臓リハビリをしつつ過ごしています。
どこまで頑張ったらいいかの感覚は、入院中のリハビリで叩き込んできました。
なので、無理のない範囲で、毎日継続してトレーニングしていく所存です。
退院したのは昨日です。長い道のりだなぁ。


今後、突然、長期間音沙汰が無くなることが発生する可能性が高くなりました。
もしも一週間以上何の反応もなければ、あいつまた心臓やったのかと思ってやってください。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただければ幸いです。